どうも、下手の横好きアングラー HIRO吉です。
ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今回は、ダイワから今年発売された人気スピニングリール 21フリームスをインプレ含めて、ご紹介したいと思います。
ダイワ 21フリームスって、どんなリール?ポイントと合わせてご紹介

ダイワ 21フリームスは、コストパフォーマンスに優れた人気スピニングリールであり、2018年に発売された前機種から3年ぶりにフルリニューアルされました。
僕は、18フリームスと21フリームスの両方とも使っていますが、釣りの入門者にも手を出しやすい価格にも関わらず、滑らかな巻き心地・剛性など基本性能はしっかり備わっています(もちろん上位機種との差はありますが…)。
また、ダイワ独自の技術もふんだんに使われており、同価格帯のリールの中でも非常にコストパフォーマンスに優れた仕上がりだと思います。
ダイワ 21フリームスの注目ポイントをチェック!!

ここからはダイワ 21フリームスの注目ポイントと合わせて、各種機能をチェックしてみたいと思います。
僕の個人的な感想となりますが、ダイワ 21フリームスの注目ポイントは、以下の3点です。
- 同価格帯スピニングリールで最軽量クラスの軽さ
- ライトな釣りには十分な剛性
- 入門者に嬉しい価格とコストパフォーマンス
同価格帯スピニングリールで最軽量クラスの軽さ

21フリームスの最も大きなポイントは、やはり軽さ!!
同価格帯リールの中でも最軽量クラスの軽さは間違いありません。
ただ、18フリームスからの進化という点では、大きな差がないのが実態です(4000番で比較した場合、18フリームスLT4000D-CXH 240g、21フリームスLT4000-CXH 235gと5gの軽量化)。
元々軽さを売りにしているリールなので、更なる大幅な軽量化を求めるのはさすがに酷かもしれませんね。
また、21フリームスLTでは、軽さとトレードオフの関係にあった剛性の向上をザイオンVという新しいカーボンハイブリッド樹脂をボディやローターに用いることで実現しています。
カーボンハイブリッド樹脂ザイオンV

カーボンハイブリッド樹脂ザイオンVは、軽量性と剛性を高いレベルで両立させるダイワ独自の新素材であり、21フリームスLTと21カルディアLTから導入されました。
ちなみに上位機種では、ザイオンVよりもさらに軽量で剛性の高い高密度カーボン素材「ザイオン」やアルミ素材が使われていたりします。
ザイオンV製のボディ&ローター

軽さと剛性を実現する重要な要素として、先にザイオンVを紹介しましたが、21フリームスLTでは、その素材を使ってボディとローターが作られています。
なお、エアローター軽量化の恩恵(前モデルより25%軽量化)として、リールの回転レスポンスが大幅に向上、初動の巻きの重さが改善されています。
ライトな釣りには十分な剛性
21フリームスLTの剛性については、ザイオンVで作られたボディ&ローターを紹介しましたが、それ以外には、ねじ込み式ハンドルの採用がポイントに挙げられます。
ねじ込み式ハンドルを採用

実際に釣りをしていると気になるのがハンドルのガタつきです。
そのハンドルのガタつきには、ハンドルの構造が大きく影響しています。
ハンドルの構造は、具体的に「供回り式ハンドル」と「ねじ込み式ハンドル」の2種類の方式があり、「ねじ込み式ハンドル」の方がガタつきが発生しにくいです。
エントリーモデルでは、「供回り式ハンドル」を採用していることが多いのですが、 21フリームスでは「ねじ込み式ハンドル」が採用しており、これも大きなポイントだと思います。
ダイワの強靭・耐久テクノロジー モノコックボディは不採用

リールの剛性や巻き上げのパワーアップを実現するダイワ独自のリールボディ構造「モノコックボディ」については、残念ながら21フリームスでは不採用です。
これが21フリームスとミドルクラス・ハイクラスリールとの差になっています。
入門者に嬉しい価格とコストパフォーマンス
注目ポイントをいくつか挙げましたが、つまるところはコストパフォーマンスの高さが21フリームスLTの一番の売りだと思います。
実売価格10,000〜15,000円であり、その上で必要な性能は有している…これから釣りを趣味にしたいと考えている入門者にはオススメしやすいリールですね。
1~2回釣りをするだけであれば数千円のリールで問題ないですが、ちょいちょい釣りを楽しみたい!(イメージとしては、10回程度の釣行)と思うのであれば21フリームスクラスのリールを買ってしまった方が良いと思います。
ダイワ 21フリームス 4000-CXHの使用感をインプレ!!

では、ここからは実際に21フリームスを使ってみての感想を紹介したいと思います。
ちなみに僕が持っているのは、21フリームスLT4000-CXHで、主にフラットフィッシュをターゲットとしたサーフでの釣りに使っています。
ダイワ 21フリームスLT4000-CXH の軽さ

21フリームスLT4000-CXHの軽さについては、不満は全くないです。満足してます!
21フリームスLTのライバル機種となるシマノ 21アルテグラと比較してみると…番手にもよりますが、21フリームスの方が概ね~35g程度軽いですね。
ダイワ 21フリームスLT4000-CXH の剛性

僕は、21フリームスLT4000-CXHをサーフでのヒラメやマゴチ等のフラットフィッシュ狙いで使っていますが、剛性への不満はまったくないです。
ただ、ハマチ以上の青物や座布団ヒラメがかかった場合は問題なく釣れるものの、ひょっとしたら釣った後の巻き心地に少々影響がでるかもしれません。
21フリームスは、剛性の観点から言うとライトショアジギング (ルアー 重量~50g)やフラットフィッシュをターゲットとした4000番台あたりまでの釣りが向いていると思います。
もしブリやランカーシーバスを狙いたい!と思うのであれば、もう少々予算を追加し、中~上位機種のリールを視野に入れた方がよいかもですね。
ダイワ 21フリームスLT4000-CXH の巻き心地

21フリームスLT4000-CXHの巻き心地は、ザイオンVを採用したエアローターやタフデジギアの恩恵なのか個人的には満足できるレベルです。
ちなみに巻いた際、少々のザラザラ感やネットリとした巻きの重さ(賛否両論ある防水・防塵技術マグシールドの影響?)はあります。
これは、僕のイメージですが、自転車で例えると…ダイワは重いギアで漕いでいる感じ、逆にシマノは軽いギアでシャカシャカと漕いでいる感じです。
リールの巻きの重さやネットリ感については好き嫌いもあるので、ネットリ感が嫌いない人はシマノのリールがおすすめです。
ダイワ 21フリームスのラインナップ
ダイワ 21フリームスLTでは、1000番から6000番までの13機種がラインナップされています。
なお、各番手での対象魚の目安は以下の通りです。
番手 | 対象魚目安 |
FC LT1000S | エリアトラウト、アジング、メバリングなど |
FC LT2000S | アジング、メバリング、エリアトラウトなど |
FC LT2000S-XH | ネイティブトラウト、ライトソルト全般 |
LT2500 | エギング、バーサタイル |
LT2500-XH | エギング、バスフィッシング、バーサタイル |
LT3000-C | バーサタイル |
LT3000-CXH | バーサタイル |
LT3000 | バーサタイル、シーバス、SLJ |
LT3000-XH | バーサタイル、シーバス、SLJ |
LT4000-C | シーバス、SLJ、サクラマスなど |
LT4000-CXH | シーバス、ライトショアジギング、サーフ、SLJ、サクラマスなど |
LT5000-CXH | ライトショアジギング、ショアキャスティング、サーフ、磯ヒラ |
LT6000D-H | ショアジギング、ショアキャスティングなど |
インプレにも記載しましたが、21フリームスの個人的なおすすめは4000番まですね。
21フリームス 1000番台 〈対象魚目安〉エリアトラウト、アジング、メバリングなど
21フリームス 2000番台 〈対象魚目安〉トラウト、エギング、ライトソルト全般など
21フリームス 3000番台 〈対象魚目安〉バーサタイル、シーバス、SLJなど
21フリームス 4000番台 〈対象魚目安〉シーバス、ライトショアジギング、サーフ、SLJなど
21フリームス 5000番台 〈対象魚目安〉ライトショアジギング、サーフ、磯ヒラなど
21フリームス 6000番台 〈対象魚目安〉ショアジギング、ショアキャスティングなど
ダイワ 21フリームスのライバルはシマノ 21アルテグラ

これまでダイワ 21フリームスを紹介してきましたが、最大のライバルは、やはりシマノ 21アルテグラだと思います。
シマノ 21アルテグラは、21フリームスと機能面・価格面で丸っとかぶってくるリールであり、同価格帯で迷うとしたらこの2機種でしょう。
この2機種を選択する際のポイントは以下の2つです。
- リールの重さ
- リールの巻き心地
比較ポイント:リールの重さ
21フリームスと21アルテグラの比較ポイントの1つがリールの重さです。
細かな説明は割愛しますが、重さで言うと概ね21フリームスに軍配があがります(例えば4000番台で35gの差 ※番手により差がない場合もあります)。
なので軽いリールで少しでも楽したいと考えるのであれば、21フリームスがおすすめです。
比較ポイント:リールの巻き心地
21フリームスと21アルテグラの比較ポイントのもう1つがリールの巻き心地です。
巻き心地は、どちらが良い悪い…でもなく、好き嫌いと考えた方が良いと思います。
先にも書きましたが自転車で例えると…ダイワは重いギアで漕いでいる感じ(ネットリとした重さ)、逆にシマノは軽いギアでシャカシャカと漕いでいる感じです。
繊細なアタリを取るような釣りには、シマノのような巻き抵抗の少ない方が向いているとの声も聞きますが、まずは好みで選んでも良いのではないでしょうか?
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