エギング入門者向けスピニングリール ダイワ 19エメラルダスLTを使ってみた!!

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リール
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とうも、HIRO吉です。

今回ご紹介するのは、ダイワから2019年7月に発売されたエギング専用リール「エメラルダスLT」です。

このダイワ小型スピニングリールの新基準である『LTコンセプト(軽量&タフコンセプト)』を搭載したエメラルダスLTを性能と共に実際に使ってみた感想や購入検討時の他の候補リール等を紹介します。

個人的には、実際に使ってみたら想像した以上に良かったです!!

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ダイワ スピニングリール 19エメラルダスLTとは?

2019年7月にダイワより発売されたエギング用のスピニングリール エメラルダスLT。

エギングに特化したEMERALDASブランドにダイワの小型スピニングリールの新基準であるLT CONCEPT(LIGHT TOUGH)を搭載した初のリールです。

また、19エメラルダスLTには、LT CONCEPT(LIGHT TOUGH)の他、ダイワの様々なテクノロジーが盛り込まれています。

しかも、実売価格は12,000円前後、旧エメラルダスに比べ定価は4000円程安くなっており、非常にコストパフォーマンスの高いリールとなっています。

19エメラルダスLT 搭載機能

  • LT (LIGHT TOUGH)[ライト タフ]
  • MAGSEALED[マグシールド]
  • ATD[オートマチックドラグシステム]
  • AIR ROTOR[エアローター]
  • パーフェクトラインストッパー
  • ロングキャストABS

LT (LIGHT TOUGH)[ライト タフ]

LT(LIGHT TOUGH)コンセプトとは、軽量(LIGHT)かつ強度や耐久性(TOUGH )を両立させたダイワ 小型スピニングリールの新たな形であり、ボディからスプール、ハンドルといった細部にわたるまで軽量化と強度強化が図られている。

MAGSEALED[マグシールド]

MAGSEALED(マグシールド)とは、ダイワ独自の防水・防塵技術。磁性を持つオイルをボディとローターの隙間に入れることで海水や埃などの侵入をシャットアウトする。これにより回転異音の原因となる塩ガミ・異物の侵入を防ぎ、軽く滑らかな初期の回転性能を長期間維持する。

ATD[オートマチックドラグシステム]

ATD(オートマチックドラグシステム)とは、魚の引きに追従しながら滑らかに効き続ける新世代のドラグシステム。従来よりも滑り出しがスムーズであり、ラインブレイクしにくい。また作動感に独特の粘りがあり低いドラグ設定値でも魚に一気に走られることが減り、ファイト中のドラグ再調整の頻度が減ってファイトに集中できる。

AIR ROTOR[エアローター]

AIR ROTOR(エアローター)とは、ダイワ独自の独特な形状を持つエアローター。独特の最適リム形状により負荷が分散する、同等の強度で大幅な軽量化を実現。なおローターの軽量化は自重の軽減につながるだけではなく、回転レスポンスが向上することにより、リール自体の『巻き感度』にも寄与。新軽量エアローターの採用は、エキスパートも唸らせる、クラスを越えたレスポンスの高い回転性能を実現した。

パーフェクトラインストッパー

より細い、そしてより太いラインに対応する新型ラインストッパー。今までのストッパーよりも容易にラインが止められる。

ロングキャストABS

ABSⅡのバックラッシュを減らす思想はそのままに、スプールとライン放出の接点を見直し、抜ける様なキャストフィールと最大飛距離をもたらすことに成功した。 結果、ABSⅡに比べライントラブルも減らし5%の飛距離アップを実現。

ダイワ スピニングリール 19エメラルダスLTのラインナップ

19エメラルダスLTのラインナップは、番手が2500番・3000番の2タイプ。

そして、それぞれの番手にノーマルギアとハイギアの2タイプ、計4タイプがラインナップされています。

19エメラルダスLTのラインナップ

サイズ・番手ハンドルタイプギア比ギアタイプ
2500S-DHダブルハンドル 5.3ノーマルギア
2500S-H-DHダブルハンドル 5.6ノーマルギア
3000S-C-DHダブルハンドル 5.3ノーマルギア
3000S-CH-DHダブルハンドル 5.6ノーマルギア

19エメラルダスLTのハンドル

19エメラルダスLTのラインナップの大きな特徴の1つが、なんとダブルハンドルのみ!!

最近では、動画などを見ているとシングルハンドルを使っているプロアングラーも増えてる中でのかなり思い切った戦略かと思います。

実は、僕もこれまでシングルハンドルのリールでエギングしていたので、19エメラルダスLTを購入する際は、ダブルハンドルのみという点が悩んだ1つのポイントでした。

また、インプレで書きますが、個人的にはエギングにダブルハンドルは想像以上に使いやすかったです。

19エメラルダスLTの番手選び

19エメラルダスLTには、2500番と3000番の2タイプの番手がありますが、選ぶ際のポイントなるのは、やはりライン号数と巻糸量でしょう。

巻糸量は、2500番ではPE 0.6号を200m、3000番ではPE 0.8号を200m巻くことができます。

19エメラルダスLTの標準糸巻量

サイズ・番手ラインサイズ 標準糸巻量
2500S-DH PE 0.6号 200m
2500S-H-DH PE 0.6号 200m
3000S-C-DH PE 0.8号 200m
3000S-CH-DH PE 0.8号 200m

基本的にどちらでも問題ないと思いますが、春のアオリイカ等を狙いや地磯などでラインブレイク対策に太めのライン巻きたい場合などは、3000番の方が良いかもしれません。

ちなみに僕は、地磯でアオリイカを狙うことも多々あるので3000番を使っています。

19エメラルダスLTを買おうか迷う!!対抗スピニングリールは!?

今回は、僕も購入した19エメラルダスLTを紹介していますが、正直かなり迷いました。
それは性能であり、ご予算であり…。

悩んだポイントは、先にお伝えしたダブルハンドルのみという点やまだ深くは触れてはいないリール自体の重さなどです。リールの重さの観点では、この対抗スピニングリールとの比較やインプレで紹介します。

では、エギング用のスピニングリールとして、19エメラルダスLTの対抗として挙げていたリールを個人的な選定基準と合わせて紹介します。

僕のエギング向けスピニングリール選定基準と購入候補

選定基準は、あくまでも僕個人の経済条件やエギングスタイルによるものです。

そうでもしないと選択肢が多くなりすぎ、なかなか選べないのと、ついつい高価なリールに興味がいってしまうので、ブレないように設けました。

エギング向けスピニングリール選定基準

  • 価格は25,000円まで
  • 春アオリイカも狙うのでドラグ力は7〜10kg
  • リール重量は、250g以下


上記の選定基準を満たし、個人的に興味を持ったモノが以下の11種類のリールです。

なお、ピックアップしたリールは、エギング向けブランドとして発売されているモノと汎用ブランドの大きく2タイプあります。

エギング向けブランド

ダイワ 19エメラルダスLT 3000S-CH-DH

ダイワ 17エメラルダス MX 2508PE-H-DH

シマノ 19セフィアSS C3000SDHHG

シマノ 18セフィアBB C3000SDHHG

シマノ 17セフィアCI4+ C3000SDH HG

汎用ブランド

ダイワ 18フリームス LT2500S-DH

ダイワ 19レグザ LT2500

ダイワ 18カルディア LT2500S-XH-DH

ダイワ 17セオリー 2508PE-DH

最後まで悩んだのエギング向けスピニングリール

僕がピックアップした全11種類のリールの中から自分基準で精査していった結果、最後まで悩んだのが19エメラルダスLTを除く以下の3つのリール。

ちなみにシマノのセフィアシリーズについては、まさにデザインやカラーリング等の個人的な感性で除外しました。

ロッドがダイワ エメラルダスなので色合いがイマイチなんですよね…(しょうもない理由でスミマセン)。

あと、人によっては大きな選択ポイントになるかもしれませんが、19エメラルダスLTには、ダブルハンドルしかありません。

もしシングルハンドルがいい!!という人は、以下の最終候補リールには、シングルハンドルもあるので、そちらをお勧めします。

エギング向けスピニングリール 最終候補

ダイワ 18カルディア LT2500S-XH   190g

ダイワ 18カルディア LT2500S-XHは、なんと言っても軽さが魅力!!その重さは190g!!ダイワ スピニングリールの最高峰イグジストと10gしか変わりません(イグジストLT2500は180g)。

実売価格は、エメラルダスLTと比較すると5,000円程度プラスとなる18,000円前後。これも今回の予算の範囲。

唯一悩んだポイントがPEラインの標準糸巻量。標準糸巻量は、PE0.6号(200m)がメインとなります。基本的にエギングのラインはPE0.6号程度なので全く問題ないのですが…僕には腕がないのと地磯でのエギングも多いため、できればPE0.8号が巻きたいところ…。

結果的に僕が購入したのが19エメラルダスLTなので矛盾しますが、この金額が出せるのであれば、性能・価格的には、18カルディアLTはかなりお勧めです!!

ダイワ 18フリームス LT2500S-DH 220g

ダイワ 18フリームス LT2500S-DHで魅力的なのは、やはり軽さと実売価格。

軽さは、220gと19エメラルダスLTより軽く、実売価格は1,000円ほど安い11,000円前後。正直、軽さと実売価格だけで考えるならば19エメラルダスLTでなくとも、こちらでいいのでは?と思ってしまいます。

ご予算感がマッチし、デザインやカラー、またブランド等ではなく、リール自体の軽さ重視であれば、18フリームスLTは、かなりアリかと思います。

ダイワ 17セオリー 2508PE-DH 200g

ダイワ 17セオリー 2508PE-DHも軽さが魅力的で190g。PEラインの標準糸巻量もPE0.8号を150mと問題なし。

実売価格は、25,000円程度と個人的な予算の範囲であるものの、ギリギリ…。こちら、悩んだポイントとしては、上記の実売価格、そしてなんと言っても発売されたタイミング。

17セオリーは、2017年発売開始なんですよね…魅力的なんですが型替わりもありそうな気がして(実際に型替わりするかは不明です)、最終的には選びませんでした。

ダイワ 19エメラルダスLTを使ってみた!!

本当に悩みに悩んだ挙げ句、最終的にダイワ 19エメラルダスLTを選んだわけですが、そのポイントを簡単にご紹介します。

なお、「個人的な好み」も選択の要素に入っているのでご容赦を。

僕が購入したのは19エメラルダスLT 3000S-CH-DH

僕が購入したのは、19エメラルダスLTの中でも大きな番手でハイギアである3000S-CH-DH。

番手については、地磯周りでのエギングの際、根ズレによるラインブレイクを回避するため、あと春にアオリイカを狙うこともあるため、やや太めのラインを巻くことができる3000番を選びました。

ギア比については、風がある時に少しでも早くラインスラックを回収したく、ハイギアを選びました。

釣具屋の店員さんに売れ筋を伺いましたが、エギング向けとしては他メーカーのモノと比較しても19エメラルダスLTは売れているそうです。なお、今の時期は秋の小型アオリイカがメインとなるためか(購入時は9月下旬頃)、2500番の方が売れており、ギア比については、僕と同じ理由でハイギアの方が多いようです。

この19エメラルダスLTを購入する際、どちらの番手選ぶかは、よく行くポイントやエギングスタイル等を踏まえ、選択すればよいかと思います。

決め手を欠く19エメラルダスLT…でもコストパフォーマンスは悪くない!!

購入しておいてなんですが、先にお伝えした対抗馬リールに対して、圧倒的な優位性があるかというと…ないと感じるのが、19エメラルダスLT。

正直、決め手を欠く…感じです。

リール自体の重さを重視するのであれば、18カルディアLTや18フリームスLTの方が軽いですし、実売価格で言えば18フリームスLTと19エメラルダスLTは概ね同価格です。

どこを気にするか次第ですが、19エメラルダスLTと18フリームスLTの違いは、ボールベアリング数程度です。

19エメラルダスLTは、これからエギングを始めようとしている人や色々細かなことを悩みたくない人がポンッと買うにはちょうど良いエギング向けスピニングリールと言ったところでしょうか。

ややネガティブな書きっぷりになっていますが誤解しないでくださいね!!19エメラルダスLTは、コストパフォーマンスに優れた良いリールですよ!!

19エメラルダスLT 3000S-CH-DHの重さはそれほど気にならない?

先程までのトーンと真逆になりますが、仕様上の重量やリール単体で持ってみるとLTなのに重い!!という感覚がしますが、実際に使ってみたら不思議とそれ程重いようには感じませんでした。

これは僕が元々使っていたリールがそれ程軽いものではないからかもしれませんし、もちろん軽いリールと比べれば重いんだと思います。

ただ、ロッドとのバランスなのか、シャクっていても個人的には苦になりません。むしろ丁度よいくらい?な感覚です。

極軽なリールを使ったことがない人であれば、それほど気にせず、十二分に使えると思います。

19エメラルダスLT 3000S-CH-DHの巻き心地はやや重めの滑らかさ

19エメラルダスLT 3000S-CH-DHの巻き心地ですが、個人的に好きなやや重め?ヌットリ?とした滑らかさです。

まだ5回ほどの釣行てすが、引っ掛かりも感じませんし、非常に気持ち良くリーディングできています。個人的には、この巻き心地は気に入っています。

ダイワ 19エメラルダスLTはエギング入門者に使いやすいリール!!

これまでダイワ 19エメラルダスLTについて紹介してきましたが、一言でいうと「エギング入門者におすすめのリール!!」と言ったとことでしょうか。

もちろん、色々なリールの中から選びたい!!という人は、先に紹介したリール等が 対抗馬になると思います。

どれを選んだらいいかわからない!悩むのが面倒くさい!なら、コストパフォーマンスも高い19エメラルダスLTを選んでもよいのではないでしょうか?案外、ダイワさんの狙いもそのあたりの人たちかもしれませんね。

論理性に欠く選択判断もあり、グダグダな説明でスミマセンが、もし誰かの参考になればう嬉しいです。

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