メバルプラッキングを始めよう!!初心者向けメバルプラッキングタックル解説 vol.1〈ロッド編〉

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今年は、3月後半から急に暖かくなり、すっかり春めいています。残念ながら桜は、あっという間に散ってしまいましたが、釣りにおいては春爛漫。「春告魚」と呼ばれるメバルが釣れ盛っています。

今回は、そんなメバルをターゲットとしたルアーゲームである「メバルプラッキング」の解説と初心者向けのタックルの中でもロッドにフォーカスしてご紹介したいと思います。

これまでメバリングをやった事がない人も是非メバルプラッキングにチャレンジしてみてください。

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メバルプラッキングって?

メバルプラッキングとは、主に魚の形をしたプラスチックや木材で作られている浮力を持ったハードルアーである「プラグ」を使ってメバルを狙うフィッシングゲームです。

従来、メバルを狙ったルアーゲームといえば小さなジクヘッドと2cm程度のワームを使うことが主流ですが、昨今ではこのメバルプラッキングの人気が非常に高まっています。

メバルプラッキングでは、4cm前後、2〜4gほどの小さなプラグを使います。具体的には、フローティングミノーやシンキングミノー、シンキングペンシルと言われるタイプのプラグとなります。

メバルプラッキングで使うプラグのタイプ

  • フローティングミノー
  • シンキングミノー
  • シンキングペンシル 等

メバルプラッキングって難しいの?

メバリング(ルアーでのメバル釣り)では、先にも書きましたが一般的にジグヘッド&ワームを使うことが主流でした。

メバルプラッキングは、それに比べると上級者向けのゲームと言われることがありますが、全くそんなことはなく初心者でも楽しめるルアーゲームです。

ちなみに筆者個人の感想として言えば、ジグヘッド&ワームよりも簡単にメバリングを楽しめると思っています。
なぜなら私が最初にメバルを釣り上げたのがメバルプラッキングだったからです。それまで幾度かチャレンジしたジグヘッド&ワームでは釣れなかったメバルが比較的簡単に、かつ27cmという良い型のものが釣れたのが、この感想に至った訳です(もちろん潮やその他の要因もあると思いますが…)。

この後に紹介しますが、私がメバルプラッキングでメバルを釣る事ができたのは、レンジをキープしやすいというプラグを使うメリットによるものだと思っています。

メバルプラッキングのメリット

従来よりメバルのルアーゲームにおいては、ジグヘッド&ワームが使われていたにも関わらず、プラグを使ったメバルプラッキングの人気が高まっているのはなぜでしょう?ここでは、メバリングにおいてプラグを使うメリットという観点で解説します。

メバリングにプラグを使うメリットは、大きく3点あります。
これは、ジグヘッド&ワーム に比べての良い点として捉えてください。

飛距離が伸びる/強風下でも飛ばすことができる
1番わかりやすいメリットでいうと、やはりジク×ワームに比べて飛距離が伸びることです。それに付随し、メバルを探る範囲は広がります。また特に春先は、強風の日が多くジクヘッド&ワームではキャストさえままならない状況であってもプラグの重量や形状によりキャストが可能になります。

レンジキープが容易/シャローを躊躇なく攻められる
プラグは、そもそも浮力のあるルアーであり、またプラグが勝手に浮いているレンジが定められた設計されています(プラグを放っておいても勝手に浮いている深度)。そのため、プラグを水面から○○cmのレンジを引きたいと思えば、そう設定されたプラグを使えば良いだけです。メバルを狙う際、シャローな岩礁の狭間や海藻が生い茂るポイントなどを攻めますが、そんな根掛かりスポットでジクヘッド&ワーム を使えば、沈みやすいため根掛かりリスクが高まります。それに対し、プラグはレンジキープに優れているため、デッドスローリトリーブやステイさせても沈む事なく安心してシャローエリアも攻めることができます。

ワーム には出せない波動やフラッシングによるアピール
ベイトを追いかけてシャローへと入ってくるへメバルは、活性が高く、食い気がたっているものも多くいます。その際、プラグを引くことによる波動により、メバルを誘い出します。また、その波動が小型〜大型まで様々なサイズのメバルを寄せてきます。

このようなメリットの中でも筆者にとっては、レンジキープ力に優れているという点が釣果につながったのだと思っています。

ワームを使った方がメバルに食わせた際にバラシにくいという大きなメリットはありますが、ジグが軽いためワームを泳がせているレンジが掴めず苦労していました。それに対してプラグであれば、レンジキープは容易なので、食い込みの部分でデメリットはあるにせよ、それを補って十分のメリットを感じています。

そんな訳でメバリング初心者でメバルプラッキングにトライすることは、決して難しい事ではないのです。

メバルプラッキングをするには何を揃えればよいの?

初心者でも十分に挑戦可能なメバルプラッキングで必要となるツールをご紹介していきます。

メバルプラッキングをするには、当然ながら「ロッド」「リール」「ライン」「プラグ」の4つの基本的なツールが必要となります。この4つのツールについて様々な商品が販売されていますが、初心者向けにメバルプラッキング(メバリング)にマッチしたモノを解説したいと思います。

メバリングの基本タックル

ロッド:7〜8ft (7.6ft前後が扱いやすい)
リール:1000番〜2500番サイズ
※2000番が扱いやすく、他の釣りとの汎用性を考慮すると2500番
ライン:
- ナイロン・フロロの場合 2.5~3.5lb程度
- PEの場合 0.1~0.3号程度
プラグ:38~45mm
ジグヘッド:0.4g〜2g程度(1gが中心)
ワーム:1〜2インチ(1.5インチが中心)

メバルプラッキング用ロッドの選定


メバルプラッキングで必要な様々なツールの中で今回はロッドに絞って、お伝えしたいと思います。

メバルプラッキングをはじめとしたメバリングでロッドを選ぶ際のポイントとなるのがロッドの長さ、ティップ(穂先)のタイプ、調子の3点です。

メバリング・メバルプラッキングロッドを選ぶ際のポイント

・ロッドの長さ
・ティップ(穂先)のタイプ
・ロッドの調子  

ロッドの長さ

メバリングロッドの標準的な長さは、7〜8ft程度で、取り回しの良さを優先した短いもので6ft程度、飛距離等を優先した長いもので8ft程度になります。そして最も万能と言われているのが7.6ftと言われています。

ティップ(穂先)のタイプ

メバリングロッドの穂先についてですが、チューブラとソリッドの2つのタイプがあります。
チューブラタイプとソリッドタイプは、そもそも構造から違っており、それぞれメリット・デメリットがあります。
また使うプラグ・ワーム により向き不向きもあるので、そのあたりも踏まえて選択する必要があります。
どちらが「初心者向け」かと一概に言えませんが、汎用性をもたせるならチューブラ、比較的簡単に釣りたいならソリッドと考えてもいいかもしれません。
メバルプラッキングを前提に考えるのであれば、遠投性やプラグの動かしやすさを考慮し、チューブラタイプを選ぶのがおすすめです。もちろんソリッドタイプでは、メバルプラッキングができないと言うわけではありません。

チューブラタイプ

・ティップが中空構造でやや太く硬め
・ハリがあり高感度で魚のアタリが分かりやすい
・ハリがあるため魚の吸い込みを弾きやすい
・ルアーは、ワーム やプラグ、メタルジグもOK(使えるルアーの重さがチューブラに比べ重い)

ソリッドタイプ

・ティップの中に素材が詰まっており細く柔らかい(中空構造でない)
・ティップ(穂先)が柔らかく食い込みが良いので魚が掛かりやすい
・感度はチューブラに劣るが柔らかさにより魚合わせで食わせられる
・ルアーは、基本的にワームが中心(使えるルアーの重さがチューブラに比べ軽い)

ロッドの調子(テーパー)

メバリングロッドの調子(テーパー)ですが、ファースト(掛け調子)とレギュラー(乗り調子)の2種類あり、ティップのタイプも踏まえると一般的にチューブラタイプはファースト、ソリッドタイプはレギュラーになります。
ちなみにメバルプラッキングを考慮し、チューブラタイプを選択すると、テーパーは自ずとファースト(掛け調子)になるでしょう。
なお補足で説明しますが、調子(テーパー)もティップ同様にどちらが「初心者向け」かと一概に言えません。メバルの微妙なアタリでも釣り上げたい(向こう合わせ)の場合はレギュラー、僅かなアタリも察知して釣り上げたい場合はファーストと考えてもいいかもしれません。

ファースト(掛け調子)

・ロッドにハリがあり高感度のためアタリがわかりやすい
・重めのルアーもキャストできる
・キャストしやすい
・不意の大物にも対応がしやすい
・不意の障害物にも対応しやすい(素早くルアーコントロールができる)

レギュラー(乗り調子)

・ロッド全体がしなるため魚が食った際の弾きを抑え、バラしにくい
・軽いルアーが投げられる
・メバルの微妙なアタリでもフッキングしてくれる

メバルプラッキング初心者向けロッド

これまでメバルプラッキングに必要なロッドについて、特性含め解説してきましたが、ロッドひとつとっても選択する際に複数のパラメータがあります。

ただ、ひとつひとつを理解しながら選択することは、非常に重要ですが初心者にとっては一苦労です。

そこで、これまで解説した内容を踏まえて、メバルプラッキング初心者におすすめのロッドを紹介したいと思います。ロッドの紹介にあたっては、メバルプラッキングを手軽に始めてみたいという方を想定し、比較的安価で手の届きやすいものをピックアップしています。

シマノ(SHIMANO) ルアーマチック S76UL 7.6フィート

ダイワ メバリング X 78L-T

ダイワ 月下美人 76L-T

まとめ

初心者向けメバルプラッキングタックル解説 ロッド編、いかがでしたでしょうか?

メバルプラッキングは、ライトに始められる、誰でもチャレンジできる釣りです。
ちなみにメバルプラッキング向けのロッドとして紹介したものは、ジグヘッド&ワームでも当然利用できます。

皆さんも是非チャレンジしてみてください!!